退職が決まった従業員から 「余っている年次有給休暇を買い上げてほしい」 との申し出がありました。当社では、これまで年次有給休暇を買い上げたことはないのですが、従業員からこのような申出があった場合、買い上げなければならないのでしょうか?(製造業M社)
結論から申し上げると、従業員から申出があった場合でも年次有給休暇を買い上げる義務はありません。そもそも法定の年次有給休暇を買い上げることは原則違法となります。 年次有給休暇は労働基準法第39条にその定め…
結論から申し上げると、従業員から申出があった場合でも年次有給休暇を買い上げる義務はありません。そもそも法定の年次有給休暇を買い上げることは原則違法となります。 年次有給休暇は労働基準法第39条にその定め…
過労死とは長時間労働を原因とする脳・心臓疾患を発症したために亡くなることを指しますが、その疾病に業務起因性(=仕事と負傷、疾病、障害又は死亡との間に因果関係がある状態のこと)が認められる場合、会社は労働基準法で定められ…
石油や電気といったエネルギ一関連の他、生活に必要なさまざまな物資の価格が上昇している中で「インフレ手当」といった名称で従業員に特別の手当を支給する企業が増えています。 今回のご質間は、これと割増賃金との…
政府は3月15日、技能実習制度を廃止して新たに「育成就労制度」を創設するため、 出入国管理法などの改正法案を国会に提出しました。 技能実習制度の目的は、開発途上国への技能移転を通じた国際貢献ですが、 人手不…
労働基準法では、賃金の支払い方法について、以下の原則(賃金支払い5原則と言います)を定めております。 ①通貨払いの原則 ②直接払いの原則 ③全額払いの原則 ④毎月1回払いの原則 ⑤一定期日払いの…
厚生労働省より、外国人雇用の届出状況が公表されました。 2023年10月末時点の外国人労働者数は204万8,675人で、初めて200万人を超えました。 日本の就業者数は全体で約6,700万人であるため、10…
厚生労働省より、令和6年度の雇用保険料率が公表されました。 失業等給付等の保険料率は、労働者負担・事業主負担ともに令和5年度に引き続き、6/1000となります(農林水産・清酒製造の事業および建設の事業はとも…
解雇する際の手続き上の決まりとして、解雇する場合は30日前までにその予告をすることを原則とし、30日前に予告しない場合は30日分以上の平均賃金を支払うことが求められています。ここで支払われる金銭のことを「解雇予告手当」…
厚生労働省は、昨年11月、2023年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を公表しました。 令和5年中の賃金改定の実施状況をみると「1人平均賃金(所定内賃金1ヵ月1人当たりの平均額)を引き上げた、引き上げ…
36協定、年次有給休暇の計画的付与など、労働基準法が定める労使協定を締結する際、労働者の過半数を代表する者(以下「過半数代表者」)を選出する必要がありますが、選出方法について誤解されている会社も少なくありません。 &…
令和6年度の協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率が本年3月分(4月納付分)より改定されます。 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の令和6年度の協会けんぽの健康保険料率は以下のようになります。 ※労…
労使協定を締結した際の従業員代表が退職した場合や、管理監督者になり従業員代表の要件を満たさなくなったような場合でも、有効に締結された労使協定の効力に影響はありません。 労使協定を締結する時点で該当の要件に達していればよ…