ニュース/Q&A


現在テレワークの導入を検討しており、事業場外みなし労働時間制を適用しようと考えていますが、問題はないでしょうか?(小売業D社)

 厚生労働省が令和3年3月に公表した新しいガイドラインでは、労働基準法に定められた全ての労働時間制度でテレワークが実施可能と記載されています。労働時間制には、原則的な労働時間制の他、フレックスタイム制、事業場外みなし労働…

~労働基準監督署調査の本質を知る~

 労働基準監督署の監督官は、労働基準法違反の有無を調査する目的で事業場に立入調査する権限があります。この調査を一般的に臨検といいます。そして違法状態が確認された会社に対し是正勧告が行われ、監督官から指示された是正期限まで…

従業員の不法行為により損害を被った場合、損害額を給与から天引きすることはできますか?(町田市 不動産業A社)

 ご質問のように、従業員が不法行為等により会社に損害を与えた場合、その損害金を従業員に支払う給与から天引きできるかどうかが問題になりますが、結論から申し上げると、会社が一方的に行うことは出来ません。    労働…

会社で年次有給休暇の取得を認めない日をあらかじめ設定することは出来るでしょうか?(町田市 飲食業G社)

 年次有給休暇は、従業員が請求する日に与えなければならず、これを「時季指定権」と言います。ただし、従業員が請求する日に年次有給休暇を与えることが「事業の正常な運営を妨げる場合」は、会社は他の日に与えることができ、これを「…

「賞与は支給日前1ヶ月以内に退職届が提出された者及び解雇が決定した者には支給しない」と定めた規定は無効でしょうか?(卸売業K社)

 賞与は、その企業の定義づけにもよりますが、一般に人事評価や今後の期待なども含まれる不確定な賃金であり、その取り扱いは会社がその裁量によって決めることになります。    よって、ご質問のように、支給日前1ヶ月以…

就業規則に該当する解雇事由が規定されていない場合、解雇はできないのでしょうか?(町田市 卸売業S社)

 平成15年の労働基準法の改正で、解雇事由が就業規則の絶対的必要記載事項とされたため、今日では就業規則に 「解雇の事由に関する事項」を定めておかなければなりません。    就業規則の普通解雇に関する規定は、「従…

自宅で仕事のメールをチェックした場合、労働時間となるでしょうか?(卸売業O社)

 労働時間とは労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間を言います。 就業時間外に届くメールをチェックしないと出勤してからの仕事が進まないような場合、そのチェックの時間は労働から開放されているとはいえず、使用者の指揮命…

~助成金を利用する際の注意点~

 融資の場合、申請が通った時点で入金されるため様々な出費に利用できますが、基本的に助成金は後払いなので、申請後すぐに使用できるわけではありません。しかし、助成金は、融資と違って「返済不要」であり、大部分の助成金は雇用保険…

~メンタルヘルス対策の大切さ~

 メンタルヘルスとは、心の健康を意味した言葉です。近年、企業ではメンタルヘルス対策が必要だといわれています。これは、うつ病や心身症などといった精神的な病を抱え、長期の休職や退職をする社員が増えつつあることが理由です。  …

退職の意思表示の方法に決まりはあるのでしょうか?例えば、口頭やメールによる意思表示は無効でしょうか?(サービス業K社)

 退職の意思表示は、真に本人の意思による確実なものでなければなりませんが、その手段、方法に関しては、「こうでなければならない」といったルールは定められておりません。よって、「口頭」「書面」「メール」、いずれであっても基本…

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