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賃金引上げ等の実態に関する調査の結果が公表されました

厚生労働省は、昨年11月、2023年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を公表しました。

 

令和5年中の賃金改定の実施状況をみると「1人平均賃金(所定内賃金1ヵ月1人当たりの平均額)を引き上げた、引き上げる」企業の割合は89.1%(前年85.7%) で、産業別にみると「引き上げた、引き上げる」企業では「建設業」が99.7%(同95.4%)と高くなっています。

 

賃金の改定額および改定率についてみると「1人平均賃金の改定額」は月額9,437円 (前年5,534円)、改定率は3.2%(同1.9%)で、改定額・ 改定率ともに今世紀最高となっています。

 

賃金改定の内訳をみると、管理職の定期昇給(以下「定昇」という)を「行った・行う」企業の割合は71.8%(前年64.5%)で、一般職の定昇を「行った・行う」は79.5%(同74.1%)となっています。

 

また、定昇制度がある企業について、管理職のベースアップ(以下「ベア」という)等の実施状況をみると「ベアを行った・行う」企業の割合は43.4%(同24.6%)、一般職で「ベアを行った・行う」企業の割合は49.5%(同29.9%)となっています。前年比でみると、管理職・一般職ともにベアを行う企業割合が、20%ほど増加しています。

 

 

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